デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示


フェティッシュの火曜日
 
思い出を『飛び出す絵本』で綴ってみた

静的オブジェは楽しい、が・・・

写真さえ決まれば、あとはそれらのオブジェクトがどう動けばいいか、どう開けばいいか、本を参考にしつつ進めていけばいい。この脳内作業が、複雑ではあるが実に楽しい。久しぶりに「たはははーんのしひひひひー!(「楽しい!」)」と声に出して言うほど、時間を忘れてのめりこむ。


この1年で、かなりの時間を「オニオオハシのくちばしの形状を考えること」に割いた。

「くちばし」というサンプルもありました。

が、茶室などのようないわば「静的」物体をしかけ絵本にするのはまだいい。問題は、動きのある対象である。これがもうあなた、大混乱なのですよ。

あれ?

しかたがないので、違うサンプルをもとにやり直し。

こう動かすにはこのサンプルの応用なのだな、というのはなんとなくわかるのだが、そこから紙という平面の重なりに、動きを正確に写し取る過程でつまづきっぱなしになる。完成したあとで動きがいまいちよくなかったとしても、紙なのでえいやっと無理に力を入れることはできない。

紙だからこそ要求される正確さ。一点の微妙なずれが仕上がりに影響するという、ある意味しんどさを持つホビーだ。でも楽しいことには変わりない。


たとえ途中で動きが止まっても。

たとえ初めの意図とまったく違う 動きになっても。

そしてなんとか、私の「飛び出す思い出」が出来上がったのだ。特別に見せてあげます。いや、ぜひご覧ください。

 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ

 
Ad by DailyPortalZ
 

アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation