いきなり、道がこんなになってしまったのだ。 って言うか、これって道?!
ジャングル級
少しくらいは藪の中に入ることあるかもしれない、と思って軍手と虫除けスプレーをかろうじて準備してあった。
が、待っていたのは「少しくらい」なんてものでは済まないジャングル級の藪だった。
引き返したい
さすがにこれはムリだろう? というか、もうどこが道かもよくわからない。
ムリムリムリムリ。 さぁ、帰ろう。
心は完全に帰る準備をしつつも惰性で動いていたところに…
幸か不幸か、草の中に看板が埋もれているのを発見してしまう。
うむぅう。 さすが、ネットに載ってないだけのことはある。
しかし看板を見つけてしまったからにはやはり行くしかあるまい。160メートルなんて、オリンピック選手だったら15秒ほどで駆け抜ける距離ではないか(強引な理論)。
文明の利器
ジャングルの中で道に迷いつつある時、ふと携帯にGPS機能がついていたことを思い出した。 さいわい、電波は通じているようだ。
現在地点の地図は表示された。 が、さすがに「がっくり石」とまでは書いてなく、なんと言うか、何の意味も無い地図しか出てこなかった。「ズームイン」というボタンを押すも、速攻で「データが存在しません」との表示。反応だけは早い。
結局、なんらプラスになる情報は得られなかった。
やっぱりダメだ。 せっかくだけど、もう帰ろう。
そう思ったとき…
またしても標識が現れたのだった。