大皿で見立ての美学
大皿の便利さというと、もちろん「でかい」「広い」。そのスペースを使って何かできないか?
そういえば、こういうデカい皿って田舎のおじいちゃんちの盆栽の下に敷かれてたりするよね。盆栽‥ボンサイ‥盆栽といえば「見立て」の美学。鉢の上に大きな自然や世界といった何かに見立てて草木を造作する。そんなステージとしてはいいサイズだなぁ。何か見立てて作ってみよう。たとえば‥
赤い料理、しかも山を作れるくらい盛れる料理といえばチャーハン。それに下の緑と、頂上付近を彩る何かがあれば‥なんとかやれんじゃないの?と、軽い気持ちでキムチチャーハン赤富士を作ってみることに。
うーん、見立てというにはまるで赤富士らしさがナシ。美学なんてのを語る前に料理の腕が問題だったなぁ‥忘れてた。こう見ると大皿らしさがぜんぜん感じれないし。うむー。
しかし、大皿ならではの便利さがコレを食べる時に発揮された。それは、皿が大きい分混ぜる時には非常に便利だということ。皿自体が調理のスペースとして活用できるのだな。
ということで、再度見立てリベンジ!「最後に混ぜる」を頭において大皿らしい料理というとアレしかない。
ちなみにこのグラフは「あなたの初恋は何歳の時?」のデータを参考に制作しました‥ってのはウソですが、これなら「今日の昼飯は□%が炭水化物で、緑黄色野菜が○%‥」と栄養のバランスを考えた食事に最適!な気が。といっても、見栄え重視で作ったので1人前には多く、食い過ぎて台無しですが。
ごはんを遊び道具にしちゃダメー、と子供のころに怒られたもいると思いますが、大皿だと堂々と遊びができるという利点がありますね。特に混ぜ系。ひとり暮らし用には高いしデカいし、とマイナス点もありますが、その分一皿に全部載せれるし、お盆にもなるし、とプラスな部分もある。ドカっと食いたい&面倒くさがりな自分のような人には意外と使えますよ。腕も鍛えられるし!
大皿でボディもビッグに
1人暮らしで使う大皿&大皿料理、という方向で今回すすめてみましたが、やっぱり見栄えとか考えるとどうしても量が増えちゃうもんで。毎食1.8人前くらい食ったような。このプレート一枚で食ってたら、すぐに大皿に合ったボディになること間違いなし、です。