■立体的であってほしい
ビル背面が通りに面していない場合は、鳥の巣たるべきものがやけに平面的な造作になってしまっている例がある。上などがそうだ。
鳥の巣鑑賞はやはり、その立体感にあると思う。視点が変わるたびに豊かにその表情を変える都市のイリュージョン。こんな平面であってはならない。残念な例だ。大きなお世話だ。
■そのじゃまなやつをどけてくれ
ときおり、せっかく広告が入っていないのに無粋にも骨組みを隠してしまっている例がある。上などがそうだ。これなどはその巨大さからかなりの鳥の巣っぷりが期待できたはずなのだがこの体たらく。広告は行っていないときには骨組みをむき出しにすること、とかいう法律を作るべきだと思う。景観条例とかで。
■鳥の巣最高金賞受賞
今回見たものの中でもっとも素晴らしかったのがこれだ。
その規模、大海原へこぎ出すような船を思わせる造形、そしてなによりその骨組みの複雑さ。どこをとっても一級品の鳥の巣だ。鳥の巣カーオブザイヤーだ。
ここまで骨組みを多用したのは鳥の巣鑑賞家への配慮だと思われる。だってとなりのクレーンのトラスだってこんなに複雑じゃない。
■今後も地道に集めていきたい
いつもながらわかりづらい記事で申し訳ない。でもきっとこれが好きだったって人がいると思う。いてくれ。mixiあたりに「鳥の巣コミュ」でもつくろうかしら。