高いところからの風景が見たい。すごく背が高くなったような視点で街を歩けたら素敵じゃないか。
以前にもヘリウム風船にカメラをつけたことがある。けれど自由に動けなくて失敗した。今度は、単に長い棒の先にカメラをつけたい。単純明快、ただそれだけだ。これなら失敗しようがないだろう。
好奇心にしたがってただ単純にやってみよう。問題は、この手の企画は以前からずっと鬼門だということだ。
(text by 三土たつお)
一抹の不安
そういえば、当サイトウェブマスターの林さんも以前、棒の先にカメラをつける趣旨の企画を準備していたのを覚えている。だが、記事になっていない。
今回、この案で進めてもいいですか?と林さんに確認したところ、「いいですよ。あの企画、ぼくも忘れちゃってたので」とのこと。・・面白くなかったからボツになったのだろうか?(林さんの中で)。心配だ。
以前失敗した風船カメラ
長い棒をさがそう
さて、あまり深く考えず気軽にすすもう。長い棒って何を使えばいいだろう?とりあえず近所のドンキホーテに行ってみた。
こういう物干し竿とかでいいのか?
なるべく長いもの・・と考えてみる。物干し竿とか高枝切りバサミとかだろうか?
店員の方に聞いてみると、店にある一番長い棒は4mほどのステンレスの竿だった。持ってみるとずっしりと重い。発想の軽さに比べて大げさな感じだが、深く考えないでおく。これを買おう。
カメラを装着
家に帰り、カメラを竿に装着する。
できた!なんかかっこいい。
怪しくないか。大丈夫か。
完成したカメラ付き棒を持って外に出よう。
持ってみた視点
客観的な視点
持ってる姿はまるで盗撮でもしてるみたいだ。大丈夫かな?怪しまれないように気をつけよう。
さて、目につくものをぱしぱしと撮っていこうじゃないか。