約1時間後、収録が終わった清水さんからお話を伺った。
--営団線の車内アナウンスの声は清水さんですよね?
「はい、全路線でやらさせていただいてました。どちらの扉が開くかという案内や駅名のアナウンス、一部の駅では構内放送もやっていました」
--全路線というと、相当数の駅があると思います。収録にはかなり時間がかかったのでは?
「収録は1日1路線ずつでした。今日は日比谷線、来週は銀座線、という感じです。毎回トーンを合わせないといけないので、まずは前回収録分の音を聞いて思い出してから、という作業の繰り返しでしたね」
--収録時に気をつけていた事は?
「ディレクターから、心をこめてお伝えする様に、という指示がありましたので、とにかく言い放しにならない事を気をつけました」
心をこめて駅名を伝える。
しゃべる事を生業としていない僕にとって、それはとても難しく感じる。渋谷? しぶや? シブヤ?
「要は分かりやすく発音する、って事ですね。毎日乗っているサラリーマンの人たちには必要ないかもしれませんが、たまにしか乗らないお年寄りやお子さんでも聞き取れないといけない。自分の祖母でも分る様に、と心掛けて収録に臨みました」
記念に清水さんのお声を、と思ったが、前述の通り清水さんは風邪で喉をこわしていらっしゃったので、今回はいただけなかった。次の機会には是非。
そして今度はドコモ携帯の中村さんです。
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